
スクライングのやり方
何かを見つめていると、そこに浮かんできた視覚的なイメージから占う方法です。
見つめるものは、代表的なものが水晶玉です。
ただこれは水晶玉に限りません。
他にも水を張った水槽、ミラー、ガラス玉など様々です。
共通しているのは、光を通す透明性があるという点です。
ひたすら見つめて浮かんできたイメージから占うため、タロットカードのようにどんなものが出てきたのかは占い師以外にはわかりません。
そのため、占い師の直感やイメージの解釈、経験などによって結果が左右されやすい方法です。
スクライングの歴史
スクライングの歴史において、水晶玉以外のスクライングは古代から行われていました。
水面を凝視して輝き具合や鏡に映った情景などから吉凶を知るなど幅広い方法がありました。
現在でもスクライングミラーとよばれる円形のガラスの裏面を黒く塗った道具があります。
水晶玉を使ったスクライングは、起源こそはっきりしないものの16世紀のヨーロッパで用いられたと言われています。
その後、ジプシーによってヨーロッパ全土に広がったとも言われています。
スクライングでは何が占える?
幅広い内容に対応できて、はっきりとしたメッセージが欲しい時に適している占い方法です。
元々スクライングとは、離れたところから何かを発見するという意味があります。
そのため、吉凶の占いなどに限らず宝さがしに用いられたこともありました。
遠距離以外にも隠れたところや過去や未来の映像やなにかを意味する記号のようなものなどがイメージとして浮かび上がってくるという事もあります。
記号や絵などの場合は、それらを占い師がどのように読み取っていくかによって結果が現れます。